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エモさん歩

構造物とか自然とか空間を愛でる。そんなお散歩♪

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復興小学校をゆく、明石小学校

カトリック築地教会の向かいには明石小学校があります。





関東大震災後に都内各所につくられた、いわゆる復興小学校です。
とくに明石小学校は1925年に建設された最も古い復興小学校のひとつでした。
残念ながら2010年に取り壊されてしまいましたが、2012年の秋から使用が開始される新校舎も、かつての校舎の面影を少なからず残したデザインになっています。





ヨーロッパの教会にある回廊を彷彿とさせますね。


校舎全景。





丸みを帯びた建物の角や、アーチの連なる装飾など。公立学校とは到底思えない立派な建物です。


さて、この建物を眺めていたときに、ふと頭に思い浮かんだのは『神殿か獄舎か』という本。
『神殿か獄舎か』をちゃんと読み切れてる自信は全くないが、
神殿は国家的でモニュメンタルな建物とされ、外からつくられた建築で、
獄舎はヒューマンスケールな建物、つまり内からつくられた建築である。
見た目の華やかさ、荘厳さが問われる神殿に対し、獄舎は、外観よりも人の暮らしやすさといった個人や生活の視点から建物を指す?
(うーむ自信ない。以下はいつも以上に読み流していただいて結構です)
多くの復興小学校は意匠にも凝っていて、それが学び舎としての厳粛さを醸し出していた。
しかし今の時代、建物の外観を凝った校舎は少なからず見受けられるが、内部の使い勝手の方が優先される。
今回の建て替えは保存運動などを受けてか、かつての校舎のデザイン(神殿)を残しているが、校舎内は機能性に優れた造り(獄舎)になっているのだろうな、と考えを巡らせました。
(昔のように気軽に学校へ立ち入れない時代に対する考えも湧いてきました)



なにはともあれ、このように立派な小学校に通ってみたかったです。



■訪れた場所
明石小学校(中央区明石町)

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