エモさん歩
構造物とか自然とか空間を愛でる。そんなお散歩♪
レトロと開発の狭間で~日暮里駄菓子屋問屋横丁~
- 2014/02/19 (Wed)
- 荒川区 |
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小さい頃、小学校に入るか入らないか、おそらくその位の歳だったと思う。
つまりは20世紀末。
父親に連れられて日暮里の駄菓子問屋街を訪れた。
古びた家屋の軒先まで駄菓子やおもちゃが並べられた光景にワクワクさせられた。
自分の記憶が正しければ、散々迷った挙句、うまい棒を袋で買ってもらったと思う。
今思えば、300円にも満たない買い物だったのに、当時はなんだか凄い物を買ってくれた気分がした。
参考
当時の問屋街の風景

出典:日暮里駄菓子屋問屋横丁を訪ねて(e-ひぐらし)
振り返ってみれば、レトロや昭和と言って持て囃すには鄙び過ぎていたように思える。
私が訪れていた頃には、数店舗しか残っていなかった問屋街は、2000年代に再開発のあおりを受けて消滅した。
現在の日暮里駅前は高架の舎人ライナーが走り、高層マンションも立ち並んでいる。
かつての風景の面影は一切なく、十数年前まで駄菓子屋街があったとは全く思えない。
しかし現在でも2店舗だけ、再開発後のビルの低層階で営業している。
一店舗目は村山商店さん。
んん?本日休業??
気を取り直して2店舗目の大屋商店さん。
あっ、定休日・・・。
なんとも残念ながら2店舗とも訪れた日は営業しておらず、子どもの頃にワクワクした空間に再突入することは出来ませんでした。
最近ではレトロ感を売りにして新たにオープンする駄菓子屋さんもあるそうですが、
老舗の駄菓子問屋は時代の潮流に乗って高層マンションで営業を続ける。
東京では再開発により、昔ながらの風景がどんどん失われています。
その一方でレトロな物が人気を呼ぶ。
この相反する流れに上手く折り合いをつけながら、東京がさらに発展していって欲しいですね。
■訪れた場所
サンマークシティ日暮里(旧日暮里駄菓子屋問屋横丁)
(荒川区西日暮里)
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構造物とか自然とか空間を愛でるお散歩/みなさんの「外出したい」という気持ちを喚起したい/都内を中心にブラブラ散歩している大学生です。
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