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エモさん歩

構造物とか自然とか空間を愛でる。そんなお散歩♪

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東京専門店街巡り

商店街の形態の一つに専門店街があります。有名な場所だと電気街・秋葉原や、道具街・かっぱ橋などですかね。
ということで今回はそれらを巡ろうと思います。


さて前回の駄菓子問屋街があった日暮里は繊維問屋街でもあります。





専門店街と聞くと狭い道路の両側に問屋が軒を連ねるという印象を持つかもしれませんが、車の通行量がそれなりにある道路沿いにあります。
ですが脇道や歩道には繊維や革など様々な商品が出されています。







また繊維などの素材以外にも古着屋やリサイクル着物の店などもあり、一般の方でも買い物できると思います。


続いては鴬谷駅、上野駅を通り過ぎてアメ横へ。





昨年はNHKドラマあまちゃんの舞台として話題を集めましたね。
年末はお正月向けの食材を買い求める人で賑わうイメージが強いですが、ミリタリーやアメカジファッションの店やスポーツ用品、お菓子問屋など様々な専門店が集積されています。





アメ横を過ぎて末広町を超えると秋葉原エリアに差し掛かります。





言わずと知れたアニメ・ゲーム街ですが、元々は電気街。
家電屋だけでなく、小さなパーツショップなども多くあります。


万世橋を渡ると老舗のご飯屋が並ぶ神田須田町、そして靖国通りを西へと進むと小川町のスポーツ用品街。





そのまま神保町古書店街へと街並みは移り変わります。






最後はお茶の水駅周辺にある楽器屋街。





歩いた距離は約7kmほどですが、その間にいくつもの専門店街があります。
成立した歴史的な背景はそれぞれ異なるそうですが、商業集積することで街の価値向上に大きく寄与してきたと思います。
専門店街は大規模な流通業者を前に衰退しかかっている場所も多くありますが、街のシンボルとして長く残って欲しいものですね。


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レトロと開発の狭間で~日暮里駄菓子屋問屋横丁~


小さい頃、小学校に入るか入らないか、おそらくその位の歳だったと思う。
つまりは20世紀末。

父親に連れられて日暮里の駄菓子問屋街を訪れた。
古びた家屋の軒先まで駄菓子やおもちゃが並べられた光景にワクワクさせられた。
自分の記憶が正しければ、散々迷った挙句、うまい棒を袋で買ってもらったと思う。
今思えば、300円にも満たない買い物だったのに、当時はなんだか凄い物を買ってくれた気分がした。


参考
当時の問屋街の風景


出典:日暮里駄菓子屋問屋横丁を訪ねて(e-ひぐらし)

振り返ってみれば、レトロや昭和と言って持て囃すには鄙び過ぎていたように思える。
私が訪れていた頃には、数店舗しか残っていなかった問屋街は、2000年代に再開発のあおりを受けて消滅した。





現在の日暮里駅前は高架の舎人ライナーが走り、高層マンションも立ち並んでいる。
かつての風景の面影は一切なく、十数年前まで駄菓子屋街があったとは全く思えない。

しかし現在でも2店舗だけ、再開発後のビルの低層階で営業している。


一店舗目は村山商店さん。





んん?本日休業??


気を取り直して2店舗目の大屋商店さん。





あっ、定休日・・・。


なんとも残念ながら2店舗とも訪れた日は営業しておらず、子どもの頃にワクワクした空間に再突入することは出来ませんでした。


最近ではレトロ感を売りにして新たにオープンする駄菓子屋さんもあるそうですが、
老舗の駄菓子問屋は時代の潮流に乗って高層マンションで営業を続ける。
東京では再開発により、昔ながらの風景がどんどん失われています。
その一方でレトロな物が人気を呼ぶ。
この相反する流れに上手く折り合いをつけながら、東京がさらに発展していって欲しいですね。


■訪れた場所
サンマークシティ日暮里(旧日暮里駄菓子屋問屋横丁)
(荒川区西日暮里)




より大きな地図で 東京データベース を表示

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景観について考える。

言葉の意味というのは時代と共に変化していくものです。
そのように言葉が転じることは仕方がないことですが、その反面で意味が軽くなるだけというのでは残念で悲しむべきことでしょう。


という書き出しで始めて見ましたが、今回は景観のお話です。
景観も言葉のように時代と共に変化していくものだと思います。
なので景観が変わることは仕方がないことですが、元の風景の良さが失われてしまうのは残念なことだと思います。
では風景の良さや美しさとは、なんでしょうか?

まず見て頂きたいのこちらの街並み。





小江戸と呼ばれる風景に、電柱や電線は相応しくない。
という思いから電線の地中化がなされたのでしょう。

このように電柱電線は景観を壊す悪者という見方が多くなされます。





ではこちらの風景はどうでしょうか。
個人的には昭和の雰囲気を残したこの街並みに、電線電柱はとてもマッチしていると思います。
酔っぱらったおっちゃんが、電柱で立ち小便。良くも悪くもそんな光景が目に浮かびます。


さて景観問題で良く話題に上る日本橋はどうでしょうか?





明治期に建造された橋の上を首都高が通る。
多くの人は、美しくないと言います。
確かに、空が奪われ、日光が遮られ、川の水は濁り、と環境へのマイナスの影響はあります。
それゆえ、首都高を撤去すべきという意見も多く聞かれます。

ここで見方を変えてみましょう。
世の中には高速道路、ジャンクションなどの土木技術に美を見い出す人は多く存在しています。

例えばこんな光景。





土木技術が高さや、何線もの高速道路が重なり合ってできる人工の構造物が持つ美。

その見方で日本橋をもう一度見てみると、橋や河川の上にさらに道路が走る光景。
「首都高の混雑緩和のために、こちらの高速道路を2重構造にしてはどうだろうか?そのことでさらに美しい風景になるのではないか?」
そんな意見も聞こえてくるでしょう。

現状でも日本橋の真上の首都高には装飾があり、日本橋へのリスペクトは感じられます。





つまり、景観の良し悪しの基準なんて相対的で、かつ個々人の意見によって大きく左右されてしまいます。
ヨーロッパの変わらない風景に憧れを抱く人も多いかと思いますが、
日本には「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」という言葉があります。

景観も、またかくのごとし。
変わり続ける東京の風景を味わうのもまた散歩の楽しみだと思います。

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2013年に出会った銀行建築たち

いろんなブログを見ていると2013年を振り返る記事が多くみられたので、乗っかってみようかと思います。
さて何がいいかな?と考えた結果、2013年に出会った「銀行建築」です。


第五位

富山第一銀行本店





かつて丸の内にあった第一銀行本店を模したデザインだそうで、
列柱が配置された角地の建物というのが銀行建築の基本を抑えていて評価が高いですね。


第四位

旧日本銀行広島支店





日銀の支店では福岡支店も素敵な建物だったのですが、こちらは被爆の歴史を乗り越えており長く残って欲しい建物です。


第三位

旧金沢蓄財銀行本店





銀行建築というと、西洋風の近代建築が多いのですが土蔵造りの建物も少なからず存在し、今年も他には入間で観ました。
その中でもこちらは非常に状態が良く、また意匠も凝っていて選出です。


第二位

北陸銀行岩瀬支店





江戸時代に整備された回船問屋群のある街区にあり、それらの建物を模したデザインになっています。
地銀ということもあって、地域密着な点が良いですね。


第一位

百十四銀行本店





一位は近代建築ではなくモダンなこちら。
眼を惹く色の外壁は「緑が失われていく街に、安息と四季の彩りを」というコンセプトだそうです。
事前情報無しで眼前にこの建物が現れたときのインパクトが非常に大きかったです。


来年もふらふらと歩きながら、素敵な建物に出会えることを願う限りです。


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新潟旅行~2日目その1

新潟二日目

駅に一度荷物を預けてから、新潟駅から万代までバス移動。
地方都市は鉄道よりもバスが充実していることが多く、近距離は100円区間があったりと意外と便利です。

新潟も新潟駅から万代の区間は100円で、現在は社会実験として古町まで100円(実施日の制限なり)になっています。
またICカードも導入されているので、小銭を用意しなくて済むので便利でした。

さて万代からは歩いて、朱鷺メッセへ。


信濃川に架かる万代橋は、非常に長く立派な橋です。





信濃川の河口付近にある朱鷺メッセはコンベンションセンターを核とする複合施設です。
特に万代島ビルは高さ143 mで新潟で最も高いビルです。





しかし高層ビルが一棟だけ建っていると、強風で倒れるんじゃないかって不安になってしまいます。

こちらの展望台も無料で登れ、新潟から佐渡島までが一望できます。





信濃川と日本海に挟まれた砂州は、戸建て住宅が密集し、東京の下町に似た様相を呈しています。

続いて訪れたのは、"みなとぴあ"こと新潟市歴史博物館。





こちらが博物館の本館。二代目新潟市庁舎をベースに建てられているそうです。





旧新潟税関庁舎。日米修好通商条約にる開港五港の中で唯一現存する遺構だそうです。
なまこ壁の擬洋風建築で、他では見られない変わった建物でした。





旧第四銀行住吉町支店。
列柱を配したファサードを持つこの建物は、レストランとして使われています。





内部は銀行の窓口だった頃の姿をそのままに、事務スペース部分がレストランとなっています。
とても雰囲気が良く、お値段もそこそこ、Gパン・モッズコート姿で入店したため浮いてしまいました…。


一休みしてから、古町地区に向かいました。





NEXT21。こちらは新潟市庁舎跡に建てられた高層ビルで、「ラフォーレ原宿・新潟」が入居しています。
なぜ「ラフォーレ新潟」じゃないんだ!?っていう疑問が浮かんでくる不思議なネーミングですよね。

何気なしになかに入ってみると、なんとスパイラルエスカレーターが!!!





ちなみに国内には40基弱(全世界でも約100基)しかなく、たしか東京には一基もない激レアなエスカレーターです。
思いがけない出会いにテンションが上がりました!
そしてこちらも無料の展望台があります。風景は他の二つとあんまり変わりませんが。


さて古町地区は江戸時代は日本有数の遊廓街、昭和には新橋、祇園に次ぐ花街と呼ばれたほど繁栄した地域です。





現在でも10軒ほど高級料亭が営業されていますが、近年は万代エリアの開発に比して衰退傾向にあるとも言われています。
それでも、ふるまちモールという商店街を中心に小規模商店が数多く軒を連ねています。

~続く~

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構造物とか自然とか空間を愛でるお散歩/みなさんの「外出したい」という気持ちを喚起したい/都内を中心にブラブラ散歩している大学生です。

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