エモさん歩
構造物とか自然とか空間を愛でる。そんなお散歩♪
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哲学テーマパーク
- 2013/01/01 (Tue)
- 中野区 |
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所用があって普段あまり行かない場所に行ったときは、
やはり歩いてみたくなるものです。
ということで訪れたのは哲学堂公園。
小さい頃、親に連れられて来た以来の訪問です。
かつての記憶は、なんか門とか塔があったよな。といった具合で、
哲学世界を模した公園などとは全く知らなかったです。
まあ名前にそのまんま"哲学"とありますが…。
さて哲学堂公園とは
明治37年に哲学者で東洋大学の創立者、故・井上円了博士によって精神修養の場として創立された、哲学世界を視覚的に表現し、哲学や社会教育の場として整備された全国に例を見ない個性的な公園(哲学堂公園HPより)
だそうです。
それでは早速行ってみましょう。
哲理門(別名"妖怪門")
こじんまりとしてますが、立派な門が出迎えてくれます。
瓦には"哲"の文字が刻まれ、お寺とは趣を異にしてることを体感します。
さて別名の通り、門に配置されるのは
幽霊
天狗
といった妖怪たちです。
それぞれ由来があって、前者を精神界、後者を物質界に存する不可思議の象徴とみなしたものだそうです。
・・・意味不明ですね(以下、意味不明な説明が続きます)。
門をくぐると、いくつかの建物が配置された広場があります。
それぞれ明治末期から大正初期に建てられたという、非常に古い建物です。
左が四聖堂、右が六賢台。
四聖堂には東洋哲学の孔子と釈迦、西洋哲学のソクラテスとカントの世界的四哲人を奉祀しているらしいです。
あくまでも井上円了さんチョイスです。
六賢台には東洋的六賢人として、日本の聖徳太子・菅原道真、中国の荘子・朱子、印度の龍樹(リュウジュ)・迦昆羅(カピラ)を祀っているらしいです。
繰り返しますが、あくまでも井上円了さんチョイスです。
宇宙館
こちらは「哲学とは宇宙の真理を研究する学問であって、その講話または講習を開かんがために設けられた講義室」だそうです。
両側の柱には、
「宇宙万類中人類為最尊
世界万国内皇国為最美」
(訳文)宇宙万類の中、人類をもっとも尊しとなす
世界万国の内、皇国をもっとも美しとなす
と書かれています。
宇宙館という名前といい、なんだか突然、宗教臭くなってきましたね…。
いや私が哲学に通じてないだけなんでしょうか?
そしてこちらの広場は
霜がたくさん降りていました。
踏みつけると鳴る、しょりっとした音が良いですよね。
哲学堂公園は他にも、
我国古来の神、儒、佛、三道の中、最も著述の多い平田篤胤、林羅山、釈凝然の三硯学の石額を奉崇してある三学亭。
唯物園に対する小庭で、唯心論的呼称がある諸部分が見られる唯心庭。
唯物論的寓意をもつこのあたり一帯をいい、下流河畔の唯心庭(ゆいしんてい)とともに哲学的二名勝の一つである唯物園。
理性(島)に達する道程には概念(橋)が存在するとしてこの名をつけた概念橋。
などなど、哲学思想を体感できる空間が広がっています。
しかしながら、哲学にある程度通じていないと理解できない場所でもあります。
そういえば金沢にオープンした鈴木大拙館も、建物自体が禅の思想を体感できる空間になってるそうですね。
ぜひ訪れてみたいですが、たぶん理解できないんでしょうね…。
■訪れた場所
哲学堂公園(中野区松が丘)
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構造物とか自然とか空間を愛でるお散歩/みなさんの「外出したい」という気持ちを喚起したい/都内を中心にブラブラ散歩している大学生です。